第8話 看護は深〜い
ブログしばらく更新できてなくてすみません!
また、頑張っていきます!!
ナカが話していたように実習は看護学生にとって一大イベントだった!
髪の毛明るい子は真っ黒になるし、男子は急に清潔ヘアにする。
学校ではどの学年が実習期間か…
一目瞭然になるわけ〜。
一年生の初めての本格的な実習は、まだ患者さんと会話くらいしかしない。
でも、初めて本物の病院で、ナース服着て行くからすごくその時の感覚は覚えている。
「わ〜なんかナースっぽいな。」「うわ〜!」
って、病院で見るもの全てに感動した。そして、全てが輝いて見えたわけで…
今では信じられないが(泣)
初めて受け持ちさせていただいた患者さん(以下Aさん)のことは今でもはっきり覚えている。
Aさんはずーーっと無精髭だったけど、
それを鏡の前まで一緒に行き、
Aさんと話しながら髭剃りの御手伝いした。
Aさんは凄く嬉しそうに髭剃りをしながら、鏡の自分を何度も確かめていた。
そんな何でもないこと。
でも、この場面にも看護はいーっぱい詰まっているから、やっぱり深〜いし面白い。
ナカとは違いめっちゃ真面目なイリは、真面目にレポート書いた。
で…色んな文献をあさった結果、オレムのセルフケアっていう理論が素晴らしく感じた。
患者さん…いや、その人がその人らしくいる為に何が出来るのか。
本人の出来る力を看護師はどのように引き出していくのか。
Aさんの髭剃りなんて、正直看護師がやった方が何倍も早い。
でも、Aさんの出来ることを援助していくことも大きな看護師の役割である。
確か…
学校の先生が、あんまりその人の看護感覚は
「一年生から働いてもずーーっと変わらないんだよねー」って言っていた。
しみじみ思う。
イリは今も髭剃りなどの何でもないことの御手伝いを大切にしようと日々頑張っている。
ちなみに私たち某看護大学で使っていた教科書は、確かこれ。
amazonで¥18〜と表示されているのは、なんだか切ない。
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