第7話 実習中
(一応)看護学生なので実習も存在する。
某看護大学では、1年次の夏に1日?2日?だけ実習をする。
最初の実習なので、看護師に付いて業務を観察するだけである。
これをシャドーイングという。
(もっとかっこいい名前つけろよ。笑)
シャドーイングはいわば高校生の看護体験みたいなものだ。
ちなみに、観察していても何もわからない。
というか、分かってしまったら4年間を通じて実習する意味はない。
雰囲気だけ掴んで、時間が過ぎてレポート出せばオッケー。
実習本番は、1年次の冬にある2週間の実習である。
ナカは基本的に怠け者なので実習でも怠け者であった。(本当にごめんなさい)
ちなみに、院生になるまで他の学校の看護学生、元看護学生の友達がいなかったので知らなかったのだが、私たちが通っていた某看護大学はかなり厳しいと思う。
古き(良き?)伝統、教育法を守っているからであろうか。
学校によってカリキュラムも違うし、
看護過程・目標の書き方も若干だが異なる。
某看護大学で厳しくしつけられたのだなぁと今になって思っている。
看護学部を選ぶときは、
内情を少しでも知るべきだし、
どんな教育をしているのか、
1年生の実習といえば、
看護過程もかけないし、
(看護過程とは患者さんを把握するために作る記録である)
基本的なケアが中心だった気がする。
あんまり覚えていないが先生が
めっちゃ優しくて、
毎日「今日も来てえらいね〜!」的な心優しい言葉をかけてくれた。
ケアってまずなんだよってね。
概念が広すぎる。
患者さんに対して何か行うことがケアなんだと思う。
(ちがうかなぁ)
たとえば、かの有名な
「看護覚え書」でナイチンゲール先生も
必要だと述べていた「環境整備」、
ちなみにナイチンゲール先生が疫学者であることは院生になってから知った。
私が学部時代、いかに怠けていたかがわかる。
患者さんに対する教育介入もケア、入浴補助も清拭もケアであろう。
というわけで概念がかなり広い。
さて、実習中はどんな生活を送っていたのであろうか。
ナカとイリは、病棟は違ったものの、
同じ実習先であったので、楽しく和気藹々としていた。
そのころナカは彼氏がおらず、コストコでようやく手に入った3DSで
「どうぶつの森」をやりこんでいた。
そろそろやばいと思っていたので、1週目の最終日?に某中華街の
占いに行った気がする。
イリが外で待っててくれて、
占い師に言われた言葉は、
「外にでましょう」
(今思えば当たり前だが、当時は占いを信じた。笑)
その次の日、
フットサルサークルの飲み会に行き、
オールした。
(イケイケな大学生のように聞こえるが、全然イケイケではない)
後に、そこで出会った人と
2年間を過ごす(正確にいえば、捨てる)ことになる。
そういえば、公園でイリとシャボン玉もした。
あと面白かったことといえば、実習最終日、
スケート場に行ったことである。
最終日だったものの、最後のカンファレンスを控えていたので、
先生方に行くのを止められた気がする。
リア充の中、女4人でやったスケートは忘れられない。
(遊んでばっかり…笑)
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