第3話 真面目な会議のオンパレード
第2話で説明した通り、
サークルの活動を文章化するとすごーく簡単に感じる作業が多い!
でも、サークルの活動に参加して感じたのは…
意味不明な先輩達の話し合いだった。
先輩達だって、私達1年生に優しく丁寧に一からサークルのことを教えてくれた。
しかし、何一つついていけない。
グループごとにパソコンの周りに集合する。
「意見ありませんか〜?」と言われても、何の話し合いかイメージが湧かない…
そして、あっという間にサークルが終わる。
先輩達は帰り道まで会議をする…それも、全くわからない。
いつしか疎外感まで感じた。
一応は自分の役割やチーム分けもあったが、相槌を打つだけが仕事だった。
例えば、テーマは「清潔教育」
教育方法や評価方法に意見はありませんか〜?と聞かれる。
これはカンボジアの孤児院で行われる教育であることは分かる。
しかし、孤児院の構造も分からない。
どんな雰囲気かも分からない。
分かるわけがない。相槌を打つ。
この繰り返し。
そんなこんなで最初の数ヶ月間は、向井理にいつなれるのかなぁ〜?、
(だから向井理にはなれないってば笑)
先輩達は何を必死に話し合いしているのかなぁ〜?
…つまらないな。
それが本音であった。
それに1年生には大きな問題があった。
第2話で夏休み、カンボジアへ渡航すると述べたが、
1年生は参加できない。
1年生の時は向井理ごっこすることさえ許されない…
「え、カンボジアに行くサークルじゃないの??」って?
いいえ、カンボジアにただ単に行くサークルじゃないのです。
カンボジアで保健・衛生教育をするド真面目な団体なのです。
計画こそ、活動の基盤なのです。(我ながらド真面目団体)
1年生は、入部を決める時期が遅いため、外務省が推奨している予防接種に間に合わない。
さすが看護学生
すなわち、カンボジアへ行けないのである。
残念。。。。
その一言につきる。
会議についていけない点、カンボジアへ行けない点、
この2点は「つまらない」という気持ちを掻き立てる。
そのころ他の同級生は、
インカレや他医学部の部活を始めエンジョイしているのであった。
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