第2話 慣れない新生活

大学生活にもまだ慣れない2012年4月。


ナカは静岡弁混じりの言葉を話していたような…

シティーガールのイリやモッピーに言わせてみれば、

かなりの静岡弁だったのではなかろうかと思う。

「〜ら?(でしょ?)」、「線引き(定規)」などなど…

(ちなみに毎日のように静岡弁を聞かされていたおかげでイリは静岡人と仲良くなる技術を身につけたらしい。よかった。)


ちなみにリア充な大学生活を夢見ていたナカは、根暗すぎて

インカレの新入生歓迎会に1つも行くことはなかった。

せっかくの大都会に出て来たのに…
これはいまでも本当に後悔…行けばよかったなぁ…
リア充な生活が待っていたのかも…


ナカは、カンボジアのサークルへの見学会へ行き、

ド真面目な先輩からサークルについての話をきいた。

それが某団体Nとの出会いだった。

「某団体N」というとすごく怪しい団体のように聞こえるが、それは誤解である。

某団体Nは、一言で言うと真面目でダサい。笑

しかし、それが一番の魅力である。


活動内容は「カンボジアの農村部で看護学生として保健・衛生教育をする」というものである。

活動時間は水・金曜日の18:30-21:00。(結構長い)

教育のために、4月~7月に企画書・計画書などを教育ごとのチームに別れてじっくりと吟味する。

そして夏休みに約2週間の渡航。

渡航終了後は、実施した内容をまとめ、報告書を作成する。

その他にも、2年生になると代表・副代表・会計・広報・クメール語など

事務業務の係も担うことになる。


文字にするといたってシンプルなのだが、この作業はかなりきつい。

なぜなら…私たちは看護学生…。

基礎教養、解剖生理などの授業、実習、演習、グループワーク…。

でも忙しいことなんて、1年次はわからなかった。

そもそもナカは、無知すぎて、看護学生は実習があることも知らなかった。(笑)

恥ずかしすぎる。(笑)


ただただ夢を抱いてイリとナカは、数人の仲間と共に入部を決意した。




1年の授業の始まりは、確か「看護学概論」であったと思う。

「看護とは?」

という答えのない質問を投げかけられ、驚いた。

哲学的すぎて、明確な答えはないであろう。明確な答えわかる人ぜひ教えてくれ。(笑)

(ちなみにこの授業はパワ〜〜アップ!して4年次後期にも行われた。)


看護とはなんなんだろうか…

一生わからなさそう…。なーんてね。

それほど深いのだろう、きっと。


1年生ということもあり、実習着や聴診器、教科書の注文も行われた。

体重の変動がある女子大生に実習着を注文させるのは、中止した方がいいと思う。

たまに実習着を着ることによって、体重の変化がよくわかる。

これは自分と向き合うきっかけにもなる。笑

本当にやめてほしい。


そんなことがありながら、私たちの新生活が始まった。

このときは希望だけがあふれていて、某団体Nの深み?はまだわからない。

1年生は…カンボジアへ…行…。今日のお話はここまで。


3話に続く…!

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看護学生の面白い話

某(有名?)看護大学で過ごした4年間を思う存分語ります。

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